卓辉光电技术顾问剑持芳生先生参加了3月3-6日的东京照明展,并出席了诺贝尔奖获得者天野教授的报告会。现将其报告与大家分享如下:
常熟卓輝光電科技股份有限公司
平成 27 年 3 月 18 日
杨耀武 董事長様
ライティングフェアー 2015
参加報告
テクニカルアドバイザー
釼持芳生
平成 27 年 3 月 18 日
1. 名称
ライティングフェアー2015 展示会
2.日 時
平成 27 年 3 月 3 日(火)~6 日(金)10:30~17:00(最終日のみ 16:30)
3.場 所
お台場:国際展示場 西展示場 1,2ホール
4. 記念講演
2014 年のノーベ ル物理学賞を受賞された(名古屋大学大学院工学研究科 教授)天野浩先
生を講師に招き「LEDの可能性と照明の未来」と題して、青色 LED の研究に関するエピ
ソード 、今後の LED 照明に期待すること、照明の未来についてお話しをいただ いた。
[モデレーター]豊田合成 顧問 太田光一氏
ノーベル賞記念式典は 1 週間かけて行われ、ノルウエーの国を挙げての歓迎式典となっている。
記念式典以外は、ほとんどが歓迎晩さん会、コンサート、舞踏会、依頼講演でスケジュールが
一杯であったとのこと。
青色発光ダイオードについては、世界中が窒化ガリウムをサファイア基板にコーティングする
際にセレンを検討していたが、中々高品質なものが出来なかった。天野氏らはセレンの代わり
にマグネシウムを緩衝剤として用いることによって、均一な窒化ガリウム層を形成することが
出来た。当初の大学の研究費は 600 万/年であったが、豊田合成と官との協同研究によって
予算は一気に億単位となった。
今後は、窒化ガリウムを用いた、高効率の半導体、センサー、太陽電池への応用が期待される
とのことであった。
5. 展示会概要
今年の展示会は、「Jump to the next(次のあかりの世界へジャンプ)」をテーマに、国内外から集まった
200 社以上の企業の展示に加え、照明の未来について議論を深めるシンポジウム・セミナーも多数開催し、
新たな照明の活用法を総合的に情報発信したとのことであった。
各社の LED、有機 EL の新製品と今後の動向を下記に概要として報告する。
なお、下記記述については各社のプレスリリースの内容をそのまま載せてあるので、コピー等の
取り扱いには、ご注意願います。
5.1 パナソニック パナソニックは、主にショップやオフィスのエリアを再現し、調光、調色
によって最適な照明空間を演出することを提案していた。
5.2 東芝ライテック
東芝もパナソニック同様に、オフィスや店舗、病院での最適な照明空間の提案を行っていたが、特に無線
調光制御をエコネットライト規格を用いていた。
「ECHONET Lite」規格
国内のメーカーからも、ワイヤレス操作が可能なライコンはリリースされている。それらは、ラ
イコンの本体側で登録したシーンを、小型のリモコンで切り替えるというもので、操作性としては LUTRON 社のものと近い。しかし、国内の大手家電メーカーの多くは、HEMS(家庭向けエネルギ
ー管理システム)、なかでも通信規格「ECHONET Lite」でのコントロールに取り組んでいる。
ECHONET Lite は、太陽光発電と組み合わせることが多かったり、個々の家電製品の使用電力を”
見える化”してくれたり、と省エネのための仕組みと捉えられることもしばしば。しかし、ECHONET
Lite は、同規格に対応した製品をリモート操作するためのプラットフォームとしても有効だ。
各機器の状態確認や操作などはスマートフォンやタブレットから行える。設定したシーンに合わ
せて、複数の照明器具の調光や調色を同時に調整可能だ。
5.3 岩崎電気
岩崎電気は、横浜スタジアムの受注を前面に出し、屋外LEDメーカーとしての地位を確立している
ようであった。LED灯光器のスポラートやデユエルなど豊富な屋外灯光器は他社にないものであっ
た。 LEDアイランプも品揃えが整ってきている。
5.4 アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、直観型のLEDをメインに展示しており、今回は 150lm/Wや 190lm/W といった高
効率の LED を出店していた。寿命も含めて真偽の程は調査する必要があると思われる。
5.5 韓国 LG 社
LG 社は、今回は OLED を全面的に展示していた。説明員のはなしでは、100lm/W で寿命は
30,000 時間とのことであったっが、隣の山形大のブースの説明員が言うには、光っていない部分が
あり、品質に問題があるとのこと。寿命も真偽のほどはわからないが、展示品は山形大のものよりは、
かなり明るかった。
5.6 まとめ
今回で LED 関係の製品は、各社出そろった感がある。
今後の展望としては、無線制御、インターネットを利用した制御などスマートライティング、クラウドライ
ティングの方向に向かうと思われるが、それら利用して調光や調色を変えることにより、場所や場面に
応じた最適な照明環境境を作り出すことになると思われる。
以上
翻译报告简要如下:
1、诺贝尔奖获得者天野浩教授报告,主题是“LED的可能性与照明的未来”;
2、展会在面向未来的主题下,有200多家企业参展,主要围绕LED和OLED;
3、各大厂商均推出了根据具体应用场景的照明解决方案,家庭智能照明标准得到应用;
4、松下和东芝通用照明、岩崎电气室外照明领袖地位确立;
5、有厂商推出最高190lm/W的产品,需要进行确认;
综合看来,各厂商比以往更低调,照明的未来在于智能化的观点得到认同。
东京照明展是国际照明发展风向标,以上简介供大家参考
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